忍者ブログ
最新記事に目次があります。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

異数体説は昔の話だと思っていましたが、ゾンビのように再登場しているようなので解説を。

解析の基本は1対1の交配であるが、残念ながらグッピーは精子をためることが出来るため、処女性が求められます。この処女性が曲者なのです。
 隔離してから1ヶ月以上産児していないから大丈夫とはいえないのです。体内の卵が受精するタイミングはメスが決めており、受精する時には体内の精子を利用するために、2ヶ月前の精子も現在交配のためにひつよな精子も同時に受精します。
すなわち、2種類以上のオスの子供を同時に生むことができるのです。(左右の卵巣で分けられてはおらず、ランダムです)

また異数体説が出る時の条件があります(笑
yプラチナ、xレース(ギャラクシィーなどを含む)
プラチナ、レース共に性染色体間転座率ナンバーワンを競うような遺伝子です。
この2つの条件が重なると、異数体が現実にあるような錯覚に陥ります。
これを避けるために、これらの系統を扱う場合、処女メス確保、性染色体間転座の可能性を理解しなければいけません。

ではなぜこれら以外の品種ではこのような問題が起こらないのでしょうか?
答えは、プラチナとレースの転座は目立つからです(プラチナが目立つ)。実はウイーンでも問題になりますが、よく見ていないと気が付かないのですね。コブラからレースが生まれるのもこの範疇になります。
PR
メラニンは最初から全体に均一に広がっているものが、部分的に活性化されて黒い色を作る場合と、メラニン細胞自体が移動したかのように離合集散して黒い模様を作る場合があります。

初期型ガラスのグラス
均一に広がっていたメラニン細胞由来で、少しの義足で大型化したメラニン細胞の集団で小さなスポットを作る(条と条の間に形成される)

タキシード、レッドテール
均一に広がっていたメラニン細胞由来で、条の部分のメラニンが成長し条が黒ずんで見える。

レース
条の上下をはさむ様に在る静脈を中心に後から現れるメラニン。条の上にメラニンのスポットを造っているように見えるが、本来は静脈を中心にした模様。

モザイク、ファンテール
条の表面のメラニンが移動して大きくなる模様。そのために条をまたぐような大きな黒い模様を作ることが出来る唯一の遺伝子。

ほとんどはこれらのミックス型であるが、魚を見分けるには非常に大事な部分である。
検定交配では精度が求められますので、以下の点に注意するべきでしょう

1 精子を貯める機能があるために未交配メスとの1対1交配
2 個体数が十分な数になるように出来るだけ多くの個体を同一条件で育てる。
3 判定する時期を考慮する
4 育成中に死亡する個体が多くなる系(虚弱、キャリアーなど)は利用しない。

その他の注意事項
1 特定の遺伝子のみの検定であれば、純系でなくても利用可能なことが多い。
2 飼育状態により遺伝子の発現が変わることがあることも考慮しておく。
3 性比の偏りがあった場合の結果は参考資料にとどめておく事
4 育成中の死亡個体が多い場合も参考にとどめておく事。


これらの事柄を十分注意しても、予測不能の個体が出た場合
1 極少数の個体の変化
転座などで起こる優性形質の変異である可能性が高く、チャンスである。
2 多くの個体の変化
劣性遺伝のホモ化個体の可能性が高く、F1で消失しても必ずF2まで追いかけること。

まとめ。
交配は常に健康な系で未交配、1対1交配を行うことが肝要です。それにより単なる勘違いを防ぎ、より新しい発見をする確率が上がります。
確認のための交配を除き、グループ交配では精度が悪すぎて何も語ることは出来ません。

今回は、単なる遺伝子の組み合わせではなく、性染色体の連鎖を利用した改良の話です。
シンガポール産は尾びれが大きくなりませんがこれは尾びれを作る遺伝子が無いだけで、それを足してあげればとても大きな尾びれになります。

シンガポール産のレッドテールとグラスのメスを用意します。
F1でのメスはXにレッドテールとグラスを持つことになります。

F1のメスとシンガポール産のオスともう一度交配します。
この段階で、転座によりおおよそ4つのタイプに分かれます。
1 シンガポールタイプ(転座しなかった)
2 グラスタイプ(転座しなかった)
3 シンガポールとグラスを併せ持ったもの(転座によりグラスとレッドテールを持った)
4 そのほか(転座によりグラスもレッドテールも持たなかった)

一見2の魚の方が出来がよいのですが、今回は少数しか現れない3の魚から次に繋げるのがみそです。
この魚に、グラスのメスを交配して常染色体の力を利用して形を整えていきます。
並行してX染色体を、レッドテールグラスに揃えていきます(グラス単独のXの除去)

あら不思議アメリカンレッドテールの出来上がり。

これの応用にグラスをファンテールにしたオールドファッション、ピンクホワイトなどもあったりして、アメリカの常套手段ですね。
大型になりますよ。

本来の改良グッピーはオスが小さかった。特にモザイクなどは蚤の夫婦と呼ばれていた。
自然界では、メスは大きくたくさんの子供を生み、オスは小さくすばやく成熟期を向かえ、子孫を残すのが基本戦略になります。故に成熟期はオスメスで違うのが当たり前となります。

雄と雌の差は、性染色体とホルモンです。これをメスに近づけてやれば雄も大きくなると予測されます。
すなわち性成熟の遅い雄を交配に利用することで大型のオスが得られます。(主に常染色体)
もう一つは、XYの間で起こる交差でYがXの性質を受け継いだものが出ればOkなのです。(Y染色体のX化)
後半部はワイルドから急に大きなオスが出るというものに当たりますが、はっきり言って可能性はほとんどありません。あるとすればそれは改良品種混ざりのものです。(改良品種は大型化の処置が入ってしまったている)

y染色体に大型化する因子を加えたのがシンガーの基本になります。
カレンダー
08 2026/09 10
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
2011 / 09 / 06 ( Tue ) 15 : 11 : 26 )
2011 / 08 / 25 ( Thu ) 22 : 15 : 09 )
2011 / 07 / 18 ( Mon ) 18 : 51 : 34 )
2011 / 05 / 22 ( Sun ) 12 : 00 : 49 )
2011 / 05 / 22 ( Sun ) 11 : 08 : 38 )
最新TB
プロフィール
HN:
ケーフェンヒラー
MAIL:
性別:
非公開
職業:
趣味:
自己紹介:
QRコード
ブログ内検索
リンク
アクセス解析
忍者ブログ [PR]